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『アルジャーノンに花束を』 ~ダニエル・キイス~ [ダニエル・キイス]


 32歳になっても幼児の知能しかないパン屋の店員
 チャーリィ・ゴードン。
 そんな彼に、夢のような話が舞いこんだ。大学の偉い先生が頭を
 よくしてくれるというのだ。
 この申し出に飛びついた彼は、白ネズミのアルジャーノン
 競争相手に、連日検査を受けることに。
 やがて手術により、チャーリィは天才に変貌したが……
 超知能を手に入れた青年の愛と憎しみ、喜びと孤独を通して
 人間の心の真実に迫り、全世界が涙した現代の聖書(バイブル)。



アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

アルジャーノンに花束を (ダニエル・キイス文庫)

  • 作者: ダニエル キイス
  • 出版社/メーカー: 早川書房
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 新書




アルジャーノンに花束を [DVD]

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  • 出版社/メーカー: IVC,Ltd.(VC)(D)
  • メディア: DVD




アルジャーノンに花束を DVD-BOX

アルジャーノンに花束を DVD-BOX

  • 出版社/メーカー: ポニーキャニオン
  • メディア: DVD



<著者のプロフィール>
 1972年ニューヨーク生まれ。
 ブルックリン・カレッジで心理学を学んだ後、
 雑誌編集などの仕事を経てハイスクールの英語教師となる。
 このころから小説を書きはじめ、1959年に発表した中篇
 「アルジャーノンに花束を」でヒューゴー賞を受賞。
 これを長篇化した作品がネピュラ賞を受賞し、
 世界的ベストセラーとなった。
 その後、オハイオ大学で英語学と創作を教えるかたわら
 執筆活動を続け、『5番目のサリー』『24人のビリー・ミリガン』
 など話題作を次々と発表した。
 現在は教職を退き、フルタイムの作家生活を送っている。
 フロリダ州ボカ・ラトン在住


<その他の著書>
 『預言』
 『24人のビリー・ミリガン』
 『心の鏡』
 『ビリー・ミリガンと23の棺』
 『タッチ
 『5番目のサリー』
 『アルジャーノン、チャーリイ、そして私』
 『クローディアの告白』


<著者のHomePage等>
 Daniel Keyes HomePage(英文)


<この本との出会い>
 何かの雑誌で紹介されており興味を持ち購入しました。


<本の構成>

 日本語版文庫への序文

 本文

 ページ数 485ページ
 読書時間 3時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画
 なし


<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>

 日本語版文庫への序文



 私は、作者として、『アルジャーノンに花束を』の執筆に苦闘しながら、
 希望と絶望のはざまで長い年歳月を耐えてきた。それゆえ、世界中の数多の
 読者から老若を問わず一様に、私の創造した人物、チャーリィ・ゴードンを
 自分の身におきかえて見たという手紙をもらったとき、私は嬉しさと同時に
 謙虚な気持ちを覚えたのだった。
 多くの手紙をよせてくれた日本の読者のなかにひとりの少女がいた。彼女は、
 自分がチャーリィ―・ゴードンのような気がしますと書いてきた。なぜなら
 この少女も、担任の教師から、”頭が悪い”とさげすまれ、そのために同級生の
 嘲笑をかい、ひどいいじめにあってきたのだという。
 次に記すのはこの少女に宛てた私の返事の一部である。

  私はあなたの手紙の美しさと思慮の深さに非常な感銘をおぼえたので、これは
  ぜひともあなたにじきじきに返事を書かなければと思いました。したがって、
  自分があなたの言葉にどれほど深く心をうたれたか、それを冷静にお伝えでき
  るまで、自分の気持ちの整理をしなければなりませんでした。あなたがいじめ
  にじっと耐えてきたことを知って私の心は痛みました。
  この小説に出てくるあの光景、皿を落として割ってしまった精神遅滞の給仕を
  食堂の客たちがあざわらったとき、チャーリィが激昂したあの場面を思い出し
  ていただければ、私があのような残酷で無表情なひとびとについてどう感じて
  いるか、おわかりいただけると思います。知能というのは、テストの点数だけ
  ではありません。
  他人に対して思いやりをもつ能力がなければ、そんな知能など空しいものです。
  人間のこの特性を欠いているひとびとは、残忍な嘲笑と空威張りの仮面のかげ
  に隠れるのです。
  この小説に登場する何人かの人物に自分を重ねあわせることができるなら、あ
  なたは、知能ばかりが、深い洞察力と感受性とをそなえています。私が実は
  チャーリィではないかというあなたの推測はきわめて鋭い。あなたの手紙は、
  あなたがすばらしい人間であることを如実に示している。あなたのような読者
  をもてた自分はなんとしあわせものかと思いました。どうかお元気で、そして
  自分を信じることを忘れないように。

 …後略


 『アルジャーノンに花束を』P3~5より




 
 何かの雑誌かネットで人生を変えた一冊みたいな感じで、
 この本が紹介されており、とりあえず、Amazonのウィシュリストに入れて
 しばらく放置。本をまとめて購入する時に、何気なく思い出し購入しました。
 全485ページの読みごたえのある厚さに若干躊躇しておりましたが、
 これまた何かのタイミングで読み始めると、その内容に引き込まれ一気に
 読破です。タイトルからは、どんな感じの本かイメージが湧きづらいと思います
 ので簡単にストーリーのご紹介を致します。
 32歳で幼児並みの知能しかもたないチャーリィ・ゴードンが、大学教授の
 脳手術により、人並み外れた知能を与えられ、今まで見てきた事や
 経験したことを全く異なる目線で感じ、喜び・悩み・そして葛藤していく
 ストーリーです。あまり詳しく書いてしまうとネタばれになってしまうので
 詳しくは書きませんが、幼児並みの知能しかなかった時にチャーリィは
 不幸だったのかと思うと意外にそうではない。では頭が良くなった後の
 チャーリィが幸せになったかと言えば、それもそうではない。むしろ、
 頭が良くなった後、幼児並みの知能しかなかった時の方が幸せだったの
 では?と感じてしまう。人間にとって大切なことはいったい何だろうと
 真剣に考えさせられる一冊だと思います。本の後半は感動で号泣です。
 
  
 <こんな人へおススメ>
 最近泣いてないな~と感じている人。感動に飢えている人。
 そんな方には是非ともおススメの一冊です。
 泣いて心をリフレッシュしましょう!









タグ:小説
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