So-net無料ブログ作成
横山泰行 ブログトップ

『ドラえもんの「育て力(コーチング)」』 ~横山泰行~ [横山泰行]

人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた!
のび太の”悲惨な未来”を”バラ色”に変えた「子守用ロボット・ドラえもん」の実力とは?

ドラえもんの「育て力」―人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた! (East Press Business)

ドラえもんの「育て力」―人生に必要なことは、すべて「ドラえもん」が教えてくれた! (East Press Business)

  • 作者: 横山 泰行
  • 出版社/メーカー: イーストプレス
  • 発売日: 2005/09
  • メディア: 単行本






「褒める力」「叱る力」「気づかせる力」「学ばせる力」・・・ドラえもんはまさに、“上司の理想像”だ!

著書のご紹介をします。


 
 横山泰行(よこやまやすゆき)
 1942年岐阜県生まれ。東京教育大学体育学部卒業。
 フルブライト交換留学生としてペンシルバニア州立大学に留学ののち、
 東京大学大学院教育学研究科博士課程単位取得退学。富山大学教育学部教授。
 教育学博士課程。専門は生涯スポーツ。本来の研究テーマに加えて、大学の
 自由科目講座として「ドラえもんの世界」を開設。「ドラえもん学コロキアム」を
 ホームページ上に立ち上げ、また研究室と高岡市立中央図書館にドラえもんの
 全作品を自由に閲覧できる「ドラえもん文庫」を設立した。著書に「ドラえもん学」
 「のび太という生きかた」「伸比家の謎」「精神遅滞児の身体教育」「ドラえもんの謎」
 がある。 

 本文からご紹介します。



  「大切なこと」を大切にしているか
  
 ・・・・本質を見失ったとき、どんなビジネスも失墜していく。
 ケース5 『ぼくの生まれた日』(第2巻)


 のび太はママの説教に、「せっかく自分でやる気をおこしてたのに、かあさんに言われたら、
 いやになっちゃった。もっと、ぼくを信用してほしいよ。」と抗議。そこで「それじゃ、好きなよう
 にしなさい」と言われ、喜び勇んで遊びに行こうとする。ところが、そこでつかまり、今度は
 パパも加わって、長い長い、厳しい説教を受ける。

 激しく叱られたのび太は、ドラえもんに「ぼくはこの家のほんとの子じゃないんだ。どこかで
 ひろわれたんだ」と訴える。ドラえもんの「じゃあたしかめようよ」との提案で、二人はのび太の
 生まれた10年前にタイムマシンで行くことになった。

 10年前の家に到着すると、誰もいない。のび太の不安に、ドラえもんは「きっと病院だよ」と
 気づく。そこへ、のび太のパパが走りこんでくる。
 「どこだ、どこだ」「生まれたというあかんぼうは、どこにいるんだ。電話を聞いて、会社を
 早びけしてきたんだよう」
 ひどい狼狽ぶり。ドラえもんが「ひょっとして、入院しているんじゃないの」とほのめかすと、
 パパは大慌てでママの入院している産婦人科医院へ駈け出した。

 二人も駆けつけると、そこには生まれた子に喜ぶパパとママの姿。「見せて見せて」と二人は
 のぞきこみ、のび太は「まるでサルみたい!」と口に出してしまう。
 パパは顔を真っ赤にして、「サルとはなんだっ」と怒鳴り散らして二人を追い出す。ドア越しに
 のび太が聞いていると、二人は子どもの名前をつける相談をしている。パパはすでに「のび太」と
 いう名前を考えていたらしい。
 「名前の意味?もちろんあるよ。すこやかに大きく、どこまでものびてほしいという願いをこめた名前だよ」
 「なんでもいい。社会のために役立つ人間になってくれれば。思いやりがあって勇かんで、明るく
 男らしくたくましく。清く正しく美しく・・・」
 エスカレートする二人の期待に、たまらずのび太はドアを開けて言う。
 「あ、あのう・・・・・・・・・・・。あまりきたいされちゃこまるんだけど・・・・・・・。そんなたいした子じゃ
 ないんだから。いえほんと!」
 再び怒鳴られ、追い出される二人。しかし「ぼくのしょうらいを、あんなに楽しみにしてたのか」と
 実感したのび太は、その日はパパとママが心配するほど猛勉強するのだった。


  
 「叱ること」と「人を否定すること」はまったく違う

 人を叱る場合に最も避けなければいけない点は、人格攻撃や人間性の全面否定である。
 非を指摘しているうちに怒りの感情がエスカレートして、言葉も攻撃的になってしまうという
 悪循環は、ぜひ避けるべきである。この作品でも、のび太が両親からそんな叱責を受けている。
 これは会社などでもよく起こることだろう。「バカ」とか「辞めてしまえ」だとか。あるいは女性で
 あれば、ビジネスマンとしての能力を無視して不当に叱責されることもある。
 この作品でのび太が実行するのは、自己の再確認である。「ぼくはこの家のほんとうの子じゃ
 ないんだ。どこかでひろわれたんだ」と猜疑心がエスカレートしたのび太も、パパやママがどんなに
 期待していたかを知って、昼間の自分の早とちりを反省する。
 でもこれが出来たのも、やはり「タイムマシン」という未来の道具があったからこそである。
 現実の場面で、人格まで攻撃してしまったあとで人間関係を取り戻すことは容易ではない。
 上司でも親でも同じだが、叱るべき対象はあくまでも「行為」であり、本人の人格それ自体
 ではないことを肝に銘じなければならない。


 こんな感じで、ドラえもんの作品の中から例を出し、どうコーチングするのかと言う構成で、
 この作品は出来ています。コーチングに関する説明もわかりやすいのですが、取り上げている
 ドラえもんの作品が秀逸です。おもわず、その内容に入りこみ過ぎてしまい。昔のマンガを
 読み直してしまいましたw。でも、いくつになってもいいですねドラえもん。
 この本の内容的には、ドラえもんの「育て力」と言うよりも、ドラえもん作品を例にした、
 コーチングシュミレーションって感じですね。社員研修なんかで利用すると面白いかもしれません。
 ↓↓↓↓ こちらもお勧めです!

「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。

「のび太」という生きかた―頑張らない。無理しない。

  • 作者: 横山 泰行
  • 出版社/メーカー: アスコム
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本
ドラえもん学 (PHP新書)

ドラえもん学 (PHP新書)

  • 作者: 横山 泰行
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2005/04/16
  • メディア: 新書
 それでは! 
    ※この記事を読んで面白かったのであれば、ブログランキングへの投票をお願いします!
    日々の励みになりますので、是非ご協力を!
  ←画面左下段のブログランキングから”このブログに投票する”をクリックして下さい。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:
横山泰行 ブログトップ
メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。

×

この広告は1年以上新しい記事の更新がないブログに表示されております。