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『アメリカ・インディアン 笑って生きる知恵』 ~エリコ・ロウ~ [エリコ・ロウ]

精神的な豊かさを財産とし、必要最小限の衣食住で、自然を損なわないように生きる人々~アメリカ・インディアン。
笑うこと、分かち合うこと、急がないこと、感謝すること・・・など、彼らが守り続けていることの中に、「心満たされる
人生」のヒントがある。聖なる道化師・ヘヨカの教えや、時代を超えて受け継がれる民族の叡智も紹介。
笑顔を忘れる前に読む本。「アメリカ・インディアンの知恵」を改題。


アメリカ・インディアン 笑って生きる知恵 (PHP文庫 え 13-1)

アメリカ・インディアン 笑って生きる知恵 (PHP文庫 え 13-1)

  • 作者: エリコ・ロウ
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2007/01/06
  • メディア: 文庫



 アメリカ・インディアンに関するあなたのイメージってどうですか?
 私はやはり西部劇などでの野蛮な民族の印象が深かった気がします・・・・。
 この本を読むと、アメリカ・インディアンの本当の姿と、その素敵な生きる姿が理解出来ます!

 まずは著者のプロフィールです。
 エリコ・ロウ(Eriko Rowe)
 ワシントン大学国際学部非常勤講師
 1979年、早稲田大学第一文学部文芸専修卒業後、コピーライター生活を経て1990年、渡米。
 ニューヨーク大学ジャーナリズム大学院修了。以来、在米ジャーナリストとして新聞や雑誌へ寄稿、
 NHK取材などのかたわら、著作活動を続ける。
 主な著書に「太ったインディアンの警告」、「アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉」などがある。
 著書のHomePageはこちらです → エリコロウさんのブログへ
 

太ったインディアンの警告 (生活人新書)

太ったインディアンの警告 (生活人新書)

  • 作者: エリコロウ
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2006/10
  • メディア: 新書



アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉

アメリカ・インディアンの書物よりも賢い言葉

  • 作者: エリコ ロウ
  • 出版社/メーカー: 扶桑社
  • 発売日: 1999/10
  • メディア: 単行本



 ※エリコ・ロウさんは以前、絶望に効く薬でも紹介してます。 → 以前の記事へ

 それでは、本文からご紹介いたします。




 「あまのじゃく」ヘヨカの教え 

 ラコタ族には笑いを届けることを専門職とするヘヨカがいる。
 ヘヨカは聖なる道化師。といっても単なるコメディアンではない。祭儀や伝統行事で活躍するだけではなく、
 ふだんの日常生活でも生涯にわたって村人を笑わせ、教えに導いていくのがヘヨカだ。雷鳴や夢のお告げで
 その天命を知らされた人が、生涯の責務として受け入れる聖職で、メディスンマンの一種と見なされてきた。

 ヘヨカは「あまのじゃく」とも呼ばれる。常に社会の常識の逆をいくからだ。
 「ヘヨカはモカシン(一枚革で作ったかかとのない靴)を後ろ前に履き、前に進む時には後ずさりして歩き、
 夏には寒い寒いと毛布にくるまって震え、零下の真冬には汗をかき、水着で水浴びに出かける。そうかと
 思えば、常にハンマーを持ち歩き、鍋でも卵でも丸い物を見るや叩いて平らにしようとするヘヨカもいる。
 ・・・ヘヨカは神聖で、可笑しく、パワフルで、馬鹿げていて、恥ずべき存在で、しかも洞察力と先見の明で
 人と世を導いているのだ。」と、二十世紀のラコタ族を支えた名メディスンマンとして知られたレイム・ディアは
 自伝の中でヘヨカの思い出を語っている。


 「病気は草木が癒してくれる」


 「新大陸」の豊かな自然に魅了されたものの、そこで生きるすべを知らなかった白人に、当座の衣食住を提供し
 狩りや食用植物の見分け方、耕作の仕方から旅の術まで、サバイバル法を教えたのがアメリカ・インディアン
 だったことは周知の史実だ。

 イタリア料理の基本であるトマトもコーンも、アメリカ大陸に来た白人が欧州に持ち帰って栽培を始めたものなのだ。
 欧州から長い船旅でやってきて病気になり、アメリカ・インディアンのメディスンに癒された人も少なくなかった。
 白人を遠来の客として歓迎したアメリカ・インディアンは、壊血病で衰弱した船員にはビタミンCの豊富な
 クランベリーを与え、高熱でうなる人には柳の皮を煎じて飲ませるなど、伝統の医療を提供したのだった。
 英国の医師が、壊血病の症状が柑橘類で緩和できるらしいと気づいたのは、コロンブスの米大陸発見から
 300年近くたった18世紀半ば。柳の皮の薬効に着目したアスピリンの商品化は20世紀のこと。植民者が
 文化のない野蛮人と決め込んだアメリカ・インディアンの医学は、欧州の数歩先をいくものだったのだ。

 実際、アメリカの製薬の歴史は先住民族の自然療法の盗用の歴史だ。ガンの特効薬から免疫増強剤まで
 最近注目の新薬の多くも、その原料は昔から先住民族が利用してきた植物だ。
 書物による記録の代わりに、知識を口承で次世代に伝えてきたアメリカ・インディアンの文明は、確かに
 他民族には理解しづらい。しかし、彼らを文化のない野蛮人と決めつけたのは、侵略と民族虐殺を正当化
 しようとする白人植民者リーダー層の政治的策略だったとみた方がよいかもしれない。

 その一方で白人は、先住民族が千年を超える文明の発展の中で蓄積してきた暮らしの知恵を伝授されては、
 自分たちの社会にせっせと持ち帰り、産業として発達させてきたのだから。




 いかがでしょうか、アメリカ・インディアン!あまのじゃくヘヨカは、いついかなる時も笑いを提供するために、
 本気で考えて行動するそうです。どんなに深刻な状況の時も、シリアスな儀式の場でも・・・人の思いが、
 ネガティブな方向に向いたときに、笑いで少しでもポジティブな方向に向けるのが、ヘヨカの役目だそうです。
 実はヘヨカという職種は、エンターテイメントな職種かと思いますが、アメリカ・インディアンでは、メディスン
 (医療関係)の職種と扱われているんですよね。
 最近、笑いは免疫改善の効果があり、医療的にも笑いの効果の研究がされてきておりますが、アメリカ・
 インディアンの世界では、はるか昔からその効能を知っていたことになりますね。すごいことですよね。
 
 この他にも、死に関する話、感謝と祈りの言葉「ミタケオアシン」なんかは、素敵な内容になっております。
 是非とも機会があれば、ご一読をお勧めします。ゆっくり、のんびり生きましょう!
 
 それでは!

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