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『心のきれはし』 ~矢玉四郎~ [矢玉四郎]

教育されちまった悲しみに 魂が泣いている。


心のきれはし―教育されちまった悲しみに魂が泣いている

心のきれはし―教育されちまった悲しみに魂が泣いている

  • 作者: 矢玉 四郎
  • 出版社/メーカー: ポプラ社
  • 発売日: 2000/11
  • メディア: 単行本



<著者のプロフィール>

 矢玉四郎(やだま しろう)
 1944年大分県別府市生まれ。日本児童出版美術家連盟会員。千葉大学工学部工業意匠学科卒業。
 日本コンサルトグループ、日本NCR、たき工房勤務。以後、フリー。漫画家を5年、のち、児童書の作家・
 画家として今日に至る。
 近刊は絵本『どかんねこ』 『ながいいぬのかいかた』 『おべんとうのあぶないえんそく』。
 「はれぶたぶんこ」刊行中。



 矢玉四郎さんのHomePageはこちらへ → 矢玉四郎はれぶたのぶたごや 


 
はれときどきアハハ

はれときどきアハハ

  • 作者: 矢玉 四郎
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 2007/08
  • メディア: 単行本



ぼくときどきぶた (あたらしい創作童話)

ぼくときどきぶた (あたらしい創作童話)

  • 作者: 矢玉 四郎
  • 出版社/メーカー: 岩崎書店
  • 発売日: 1987/09
  • メディア: 単行本



<この本との出会い>
 
 甥っ子、姪っ子へのプレゼントで絵本を探していて、何故か気になり購入してみました。
 出会いに感謝です。





<本文のご紹介>

 間違いだらけの漢字教育

 小学校の漢字教育を見ると、私は気分が悪くなる。
 漢字教育の根本の考え方が間違っているとしか思えない。
 間違いのひとつは、教師の教え方の都合ばかり考えていること。教えられる子供の頭のなかで、
 どういうふうに漢字文化が育っていくのかが、まったく考慮されていない。
 ここでも教育者の子供知らずだ。

 小学生のテストを見てびっくりした。どうでもいいような、些細なハネや、点までチェックして、減点して
 いるのである。赤ペンをいれられている。
 習字で赤を入れるのはよい。美的な面まで考慮して、点の打ち方、ハネの勢いまで、修正していくのは
 当然だ。子供も、これは習字だとういう心構えができているから、自分の書いた線や点を、細かく指導
 されても、書道という修行だと心得ている。

 だが、ふだんの国語の授業で、教えた感じを完璧に書けということに、力が入りすぎている。教師が、
 それが教育だと思い込んでいる。
 教科書体という見本の型を、子供の書いた字に当てて、外れているところをチェックする作業を教育だと
 思っている。書き順にもこだわりすぎている。
 大体の骨格ができていて、その字がだれにでも読めることが大目的だ。そこでいちど合格点をやるべきだ。
 ちゃんと字になっていれば、それでいい。  ~後略~



 かん字とは、カンカラに入った字か?

 融通のきかない、ユーモアもわからない、真面目といわれる人たちに教育をまかせてきたために、
 ろくでもないことになっている。
 小学三年生の教科書の文を見てみる。
 『「きへん」「うかんむり」「しんにょう」などのかん字は、どんなものとかん係があるでしょう。』

 「のかん字」とはなにか? ワープロで削除しても、のかん字か。「とかん係」とは、土管を掃除する係か?
 と、いいたくなる。中国の漢という国の字だから、漢字だ。かんという国はない。清という国のことをしんと
 書くものはいない。泰と区別がつかない。漢字を教えるのに、漢字を見せないとは、どういう了見かい?
 ふざけるのもたいがいにしてもらいたい。
 国語の教科書が、日本語の根本の原則をゆがめている。個々の漢字を覚えることよりも、根本の原則を
 会得することこそが、日本語の勉強だ。  ~後略~ 

 





 素敵な大人です矢玉先生。漢字教育をとりあげてみましたが、この他に、「子ども」と「子供」の表現についてや
 時計の読み方(10進数と12進数についての違い)。※下部に矢玉さん考案の、「ちゃんとわかる時計」の画像を
 載せてみました。たしかに、この時計であれば、理解できそうですよね~。
 以前紹介した、『一番ほしいものをあげなさい』の鈴木惣士郎先生も、ニートはエニートになる可能性があると
 書いてましたが、矢玉先生も「登校拒否経験者達が、おそらく日本を変えるだろう。彼らは、虚弱なエリート達が
 獲得できなかった知恵と根性を獲得したはずだ。」と言っております。また、この中で紹介されている数々の本も
 とても興味深い本だったので、購入してみました。このような素敵な大人達が集まれば、もっと素敵な教育が
 繰りひろげられるのではないでしょうか? ・・・でも、この本はあまり人に知られてないみたいですね。
 是非とも子供の教育に興味のある方は、お勧めですから読んでみてください。

 ↓矢玉先生考案の時計です。

 とけい.jpg

タグ:教育 絵本
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