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『いのちのバトン』 ~志村季世恵~ [志村季世恵]

苦しみを抱えた人に寄り添うバースセラピスト・志村季世恵の心に沁みるエピソード集


いのちのバトン (講談社文庫)

いのちのバトン (講談社文庫)

  • 作者: 志村 季世恵
  • 出版社/メーカー: 講談社
  • 発売日: 2009/07/15
  • メディア: 文庫



<著者のご紹介>
 志村季世恵(しむら きよえ)
 1962年生まれ。バースセラピスト。
 90年「癒しの森」を故志村紘章氏と共に立ち上げ、カウンセリングを担当。
 心や体にトラブルを抱える女性をメインに、その数は3万人を超える。
 ターミナルケアにも関わり、セラピーに携わる。
 2007年「癒しの森」を閉院。
 現在はフリーでカウンセリングや、末期がんを患う人へのメンタルサポートを行う。
 「こども環境会議」代表、「ダイアログ・イン・ザ・ダーク・ジャパン」理事。
 4児の母。「産んだら育つ!」、「大人のための幸せレッスン」などの著書がある。
 



産んだら育つ!―産前・産後の快適ライフ読本

産んだら育つ!―産前・産後の快適ライフ読本

  • 作者: 志村 季世恵
  • 出版社/メーカー: 文化出版局
  • 発売日: 1996/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



大人のための幸せレッスン―自分を幸せにする31の方法 (集英社新書)

大人のための幸せレッスン―自分を幸せにする31の方法 (集英社新書)

  • 作者: 志村 季世恵
  • 出版社/メーカー: 集英社
  • 発売日: 2006/05
  • メディア: 新書



<この本との出会い>
 本屋にふらっと立ち寄り、タイトルが目につき購入しました。





<本文からご紹介>

 バースセラピスト

 私はバースセラピストという仕事をしています。なんだか聞き慣れない職業ですよね。
 はじめてお会いした方に名刺をお渡しすると、「出産関係の仕事ですか?」と尋ねられます。
 たしかに私が働いている「癒しの森」は毎日妊産婦さんが訪れてきますから、そう思われるのも
 無理はありません。
 それにマタニティ・クラスの講師などもお引受けしていますし、妊婦さんには「出産のイメージ
 セラピー」もしているので、半分は合っているようなきもします。しかし、セラピストの上に
 「バース」を付け加えたのには、もう少しだけ深い意味があります。
 私は妊産婦さんだけではなく、さまざまな状況でいろいろな悩みを背負う人たちの心の
 ケアをしています。
 たとえば親子関係にトラブルをきたしている人、知的な部分や体に障害のある子どもを
 育てる母親、自閉症児、そして末期ガンを患う人たちなどです。
 悩みは異なりますが、心は皆同様に苦しみ、大きな不安や悩みがその人を占拠しています。
 そして、その苦しみに常に支配されているのです。
 また、人は大きな苦しみを持つと、孤独な気分に陥ります。するといつまにか人や自然との
 つながりを忘れてしまったりするのです。
 解決方法を探そうにも、考えは空回りし、良いアイディアはなかなか浮かびません。
 たとえ誰かに適切なアドバイスをもらったとしても、実行する気力も萎えています。
 そんな時にそのかたわらで、そっと耳を傾けたり、つながりを心に取り戻したり、悩みのために
 うまく片付けられなくなった心の中を整理整頓するお手伝いをするのが私の仕事です。
 時が満ちると、患者さんは自らの現状を受け入れ、周りの状況も見えるようになるます。
 そして問題解決に向けて歩き始める。そのような時です、何かがうまれるのは。
 妊婦さんが赤ちゃんを「出産」するのとは違いますが、その人の心の中に何かが誕生
 するのです。
 たとえ死が目の前に控えるような病にあるときでさえも、何か大きなものが生まれてきます。
 私がセラピストの上に「バース」をつけたのは、このようなどんな時にでもおきる「誕生」
 すなわち「バース」を私自信が忘れないで、患者さんと関わり続けたいと思っているからなのです。

 



 たまたま手持ちの本を読みきってしまい、移動時間に読む本が無く、立ち寄った小さな本屋さんで、
 ふと見つけたタイトル・・・それが「いのちのバトン」でした。なかなか重そうなタイトルだな~とも
 思いましたが、興味津々で購入し、一気に読んでしまいました。
 いやいや、移動は飛行機だったのですが、涙をおさえるのが大変でした。と言うより泣いてましたが・・・
 これも出会いなんですね。素敵な出会いをありがとうございます。
 志村さんは、バースセラピストです。本文からご紹介した通り、通常のセラピストの違いは解って
 頂けたでしょうか? この本を読むとなおスッキリします。セラピストではなく、まさしくバースセラピスト
 だということを。本文は志村さんが体験したことを赤裸々に記述したエッセイとなっております。
 末期ガンを患う人や妊娠とともにガンが見つかった人、障害のある子どもの親、若い夫婦の物語、
 子どもを虐待してしまう母親・・・本当に読み応えがある作品です。心に大きな悩みのある人は
 是非ともこの本を読んでみてください。もしかすると何かに気がつくかもしれませんよ。
 

 



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