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『すごい弁当力!』 ~佐藤剛史~ [佐藤剛史]

人気コミック『玄米せんせいの弁当箱』にも関わった佐藤剛史が、
あなたの「手づくり弁当」の思い出を、強い力に変える。



すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる

すごい弁当力!―子どもが変わる、家族が変わる、社会が変わる

  • 作者: 佐藤 剛史
  • 出版社/メーカー: 五月書房
  • 発売日: 2009/08
  • メディア: 単行本



<著者のご紹介>
 1973年大分県生まれ。
 九州大学大学院農学研究院助教。
 研究だけでなく、市民参加型のまちづくり、食育などの実践活動にも精力的に取り組んでいる。
 年間の講演、ワークショップの回数は100回を超える。
 著書に『ここ―食卓あら始まる生教育―』 『いのちをいただく』など。



ここ―食卓から始まる生教育

ここ―食卓から始まる生教育

  • 作者: 内田 美智子
  • 出版社/メーカー: 西日本新聞社
  • 発売日: 2007/10
  • メディア: 単行本



弁当の日―食べ盛りの君たちへ (西日本新聞ブックレット)

弁当の日―食べ盛りの君たちへ (西日本新聞ブックレット)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: 西日本新聞社
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本



<この本との出会い
 読書のすすめのメルマガで絶賛されておりました。





<本文からのご紹介>

 小学生に弁当を手づくりさせる試み


 「弁当の日」という素敵な実践がある。
 弁当の日とは、2001年に、四国は香川県綾南町(現・綾川町)立滝宮小学校で始まった実践だ。
 単に弁当を学校に持ってきて食べるというだけでなく、すべて、子どもに自分で作らせる。
 買い出しもやる。親は一切、口出し手だし無用なのである。
 それが「弁当の日」だ。弁当の日は、子どもたちに家事の力と、人のために食べ物を作る喜びと、
 誇りと、自信と、最高の笑顔をもたらした。
 「お母さん、ショウガ焼きってどうやって作るん?」弁当の日は家族の会話を増やした。
 弁当の日は家族の時間を取り戻す日にもなった。
 弁当の日は、子どもたちが褒められる日にもなった。台所で包丁を握り、お母さんに「うまくなったねぇ」
 朝ご飯の時間は弟や妹が「お兄ちゃんスゴイ!」
 教室では、朝からお弁当を見せ合い、歓声が上がる。お昼は、先生がカメラを持ち、自分の作った
 弁当を、「きれいやな!」「おいしそうやな!」という言葉と一緒にしっかりと撮ってくれる。
 家に帰れば、お父さんも空になったお弁当箱を持って帰る。「おいしかったよ。ありがとう。」
 そんな豊かな時間をすごし、食事を作ることがどんなに大変かわかった子どもは、
 給食も残さなくなった。

 「弁当の日」を始めたのは、元・滝宮小学校校長、現綾川町立綾上中学校校長の
 竹下和男先生である。私は33歳のときに初めて竹下先生と出会ったのだが、人生を変えてくれた
 恩師だと思っている。
 小学校、中学校での弁当の日については、竹下先生が書いた『”弁当の日”がやってきた―子ども
 親・地域が育つ香川・滝宮小の「食育」実践記』、『台所に立つ子どもたち―”弁当の日”からはじまる
 「くらしの時間」香川・国分寺中学校の食育』に詳しいので、ぜひ、そちらを一読してほしい。
 ここでは、竹下先生が、卒業生に贈った詩を紹介しよう。この詩に。子どもが弁当づくりに取り組む
 意味がすべて込められている。


 ◎「弁当をつくる」 竹下和男(元・香川県滝宮小学校校長、現・綾上中学校校長)

 あなたたちは、「弁当の日」を2年間経験した最初の卒業生です。
 「親は決して手伝わないでください」で始めた「弁当の日」でしたが、どうでしたか。
 食事を作ることの大変さが分かり、家族を有り難く思った人は優しい人です。
 手順良くできた人は、給料を貰える仕事についたときにも、仕事の段取りのいい人です。
 食材が揃わなかったり、調理を失敗したりしたときに献立の変更が出来た人は、工夫出来る人です。
 友だちや家族の調理のようすを見て、技を一つでも盗めた人は、自ら学ぶ人です。
 こまやかな味の違いに調味料や隠し味を見抜いた人は、自分の感性を磨ける人です。
 旬の野菜や魚の、色彩、香り、触感、味わいを楽しめた人は、心豊かな人です。
 一粒の米・一個の白菜・一本の大根の中にも「命」を感じた人は、思いやりのある人です。
 スーパーの棚に並んだ食材の値段や賞味期限や原材料や産地を確認できた人は、賢い人です。
 食材が弁当箱に納まるまでの道のりに、たくさんの働く人を思い描けた人は、想像力のある人です。
 自分の弁当を「おいしい」と感じ「うれしい」と思った人は、幸せな人生が送れる人です。
 シャケの切り身に、生きていた姿を想像して「ごめん」が言えた人は、情け深い人です。
 登下校の道すがら、稲や野菜が育っていくのを嬉しく感じた人は、慈しむ心のある人です。
 「あるもので作る」「できたものを食べる」ことができた人は、たくましい人です。
 「弁当の日」で仲間がふえた人、友だちを見直した人は、人と共に生きていける人です。
 調理をしながら、トレイやパックのゴミの多さに驚いた人は、社会を良くしていける人です。
 中国野菜の値段の安さを不思議に思った人は、世界を良くしていける人です。
 自分が作った料理を喜んで食べる家族を見るのが好きな人は、人に好かれる人です。
 家族が手伝ってくれそうになるのを断れた人は、独り立ちしていく力のある人です。
 「いただきます」「ごちそうさま」が言えた人は、感謝の気持ちを忘れない人です。
 家族が揃って食事をすることを楽しいと感じた人は、家族の愛に包まれた人です。
 滝宮小学校の先生たちは、こんな人たちに成長してほしくって2年間取り組んできました。
 おめでとう。これであなたたちは、「弁当の日」をりっぱに卒業できました。

 (『”弁当の日”がやってきた―子ども・親・地域が育つ香川・滝宮小の「食育」実践記』より引用)





 いやいや、読書のすすめの清水店長が絶賛するだけあり、めちゃめちゃ素晴らしい本です。
 何よりも凄いのは、感動することもそうなのですが、この本を読んだら何かしたくなってしまい、
 身体と心がうずうずしてしまうところではないでしょうか!?
 本文からは、弁当の日に関する記述を抜粋してみましたが、この内容を読むと弁当の日がどんな
 効果を及ぼすのか何となく理解してもらえると思います。また、この本を読み進めると、弁当に関する
 様々な人々の思い出が紹介されて、それがとても感動する内容なんですよね。
 何か行動したくうずうずしているのは、九州大学で同じく弁当の日を実践しているそうなのですが、
 それは、子どもたちの弁当の日とはちょっと趣向が変わり、週に1回1人1品テーマを決めて
 各自持参するという内容なんですよね~。1人1品程度であれば、学生たちも気軽に参加でき、
 継続することが出来たと著者の佐藤先生は言っておられます。
 その学生が卒業後就職した会社で、サラリーマン弁当の日を実践しているとの記述を読み、
 何かうずうずとしてきました。サラリーマン弁当の日も、大学生の弁当の日と同じで、週1回の1人1品で
 実践しているそうです。これまた様々な効果をもたらしているそうなので、私も是非とも実践して
 みたいな~と思ってしまいました。
 食育とか最近になって騒がれておりますが、やはり自分が作ったものを他人がおいしいと言って
 貰えることほど、食に興味をわかせる手立てはないのではないでしょうか。
 いやいや、めちゃめちゃ素晴らしい本ですので、この本は是非とも沢山の人に読んで欲しいですね。

 




タグ: 弁当の日
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