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『投資ミサイル』 ~竹内謙礼・青木寿幸~ [「会計・経済」]

 今度こそ最後まで読める、
 あなたを成長させる投資ノウハウ


 突如、倒産危機の企業に派遣されたロボット取締役。
 メタリックな上司の理詰めの指導から、美穂はV字回復への突破口を探る。
 金融ノウハウは企業を救うか? 稼げない彼氏への投資は実を結ぶか?

 会社で役立つ事業計画書作りから、
 株、不動産、ポートフォリオ理論まで、
 「お金」の知識が身につく、笑いと涙の物語。



投資ミサイル

投資ミサイル

  • 作者: 竹内 謙礼
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2010/04/08
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)


<著者のプロフィール>
 竹内謙礼(たけうち けんれい)
 有限会社いろは 代表取締役。大企業、中小企業を問わず、販促戦略立案、新規事業、
 起業アドバイスを行う経営コンサルタント。楽天市場に出店したネットショップはオープン3年目で
 年商1億円を達成。2年連続で楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤー「ベスト店長賞」を受賞。
 また、オークション&ショッピングサイト「ビッダーズ」において準グランプリを受賞。
 現在は、全国の商工会議所や企業等でセミナー活動、及び日経MJ等の新聞や雑誌にて連載・執筆を行う。
 また、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の
 会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。
 青木氏との共著として『会計天国』ある。「千葉文学賞」他、エッセイ等の受賞経験があり、
 クオリティの高いビジネスエンターテイメント小説を多数執筆している。

 青木寿幸(あおき としゆき)
 公認会計士・税理士・行政書士。
 日本中央税理士法人 代表社員/株式会社日本中央会計事務所 代表取締役。
 大学在学中に公認会計士二次試験に合格。卒業後、アーサー・アンダーセン会計事務所に
 おいて、銀行や大手製造業に対して最新の管理会計を導入し、業績改善や組織改革の
 提案を行う。その後、モルガン・スタンレー証券会社、本郷会計事務所において、M&Aの
 アドバイザリー業務、不動産・債権の流動化業務、節税対策の提案を行う。
 平成14年1月に独立し、株式会社日本中央会計事務所と日本中央税理士法人を設立して
 代表となり、現在に至る。会計・税金をベースとして、会社の再生、株式公開の支援、
 IR戦略の立案、ファンドの組成、事業承継対策などのコンサルティングを中心に活動。
 テレビ埼玉の「埼玉経済情報」にレギュラーコメンテーターとして出演していた。


<その他の著書>
 竹内謙礼著
 『売上と集客が確実にアップする 儲かるキーワード広告の使い方 』
 『売り上げがドカンとあがる キャッチコピーの作り方 』
 『月に100万稼げるドロップシッピング』
 『1時間で御社の売上を伸ばす 販促鉄板ワザ40』
 『ネットで売れるもの売れないもの』
 『病院と開業医のための医療広告』
 『ネットで稼げるコピーが3日で書ける! セールス文章実践ドリル』
 『 もう業者には頼まない!カンタン攻略SEO』
 …他多数

 青木寿幸著
 『ありふれたビジネスで儲ける』
 『お金を集める技術』
 …他
 共著
 『会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます!』
 『会計天国』



<著者のHomePage等>
 竹内謙礼のボカンと売れるネット通信講座
 
 企業再生のために組織再編を使おう(青木寿幸HomePage)


<この本との出会い>
 義弟に以前『会計天国』をプレゼントしたところ、
 御礼にこの本をプレゼントして貰いました。
 ありがとう!


<本の構成>

 プロローグ
 序章 「新しい上司の名前は、ロボット?」
 第一章 自分の夢を、ビジネスで実現しようとするな
 第二章 寝ていても儲かる、株の投資話
 第三章 ハイリスクでも、ハイリターンとは限らない
 第四章 売上が上がらないものには、価値がない
 第五章 運に任せた人生は、努力の効率が悪い
 エピローグ

 ページ数 332ページ
 読書時間 3時間


<以前紹介した著書>
 『会計天国』


<関連動画>
 なし


<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>
 

 「営業利益の計算方法は、
 絶対に間違ってないと思うんだけどなぁ」
 美穂は再び大きなため息をついた。
 首をぐるぐると回し、両手を突き上げて
 身体を後ろに大きくそらしながら、
 「ふぁ~」と大きなあくびをすると、
 目の前にロボットの顔があった。

 「うわぁ!」

 美穂は驚いて、イスから転げ落ちそうになったが、
 なんとか体勢を整えて立ち上がった。
 「ま、まだ、いらっしゃったんですか?」
 美穂がそう言うと、
 ロボットは頭の上にある
 豆電球を光らせながら答えた。
 「仕事が残っていてね」



 『投資ミサイル』 P19より



 
 これまた面白い本ですね~。前作の『会計天国』はあまりにも素敵な本だったので
 義弟にプレゼントしたところ、お礼にと『投資ミサイル』を貰いました。
 今作もエンターテイメント性の高い、素敵な作品です。
 ストーリ仕立てなので、ネタばれになるので、本文からはあまりご紹介しません。
 軽く本の構成には触れておきます。
 登場人物は主人公の道明美穂さん ホリデイ産業の営業3課課長。
 ホリデイ産業が業績不振のため、銀行から派遣された取締役がロボット。
 美穂さんの6歳下の彼氏は、売れないロック歌手です。
 主にこの3名でストーリは構成されております。
 内容としては、主人公の美穂さんが、会社の新事業展開のために事業計画書を
 作成するところから始まります。その後、株式投資の話になり、
 新事業が本社から独立するための融資の話、続いて不動産投資、そして最後は
 人生も投資だという話で構成されております。
 それぞれの章がとても読みやすく、しかも難しい投資の話をこれだけ解り易く説明
 する本はそうそうないのではないでしょうか。
 以前の『会計天国』も素晴らしかったのですが、今作も秀逸な作品となっております。
 投資ってなんとなく胡散臭いと感じている人や、事業計画書のことが理解出来ていない人、
 株でもやってみたいな~と感じているけど、なんかギャンブルみたいと感じている人、
 さらに、投資目的でマンション購入を考えている人なんかに是非とも読んで欲しい
 一冊ですね。もちろん人生の投資に関して興味のある人にもおすすめです。





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『日本経済の真実』 ~辛坊正記・辛坊治郎~ [「会計・経済」]

 さあ、あなたはどうするか!
 この本を読んだら夜も眠れない。


 恐るべき日本経済の実情が  手に取るようにわかる本。 


日本経済の真実―ある日、この国は破産します

日本経済の真実―ある日、この国は破産します

  • 作者: 辛坊 治郎
  • 出版社/メーカー: 幻冬舎
  • 発売日: 2010/04
  • メディア: 単行本



<著者のプロフィール>
 辛坊治郎(しんぼう じろう)
 1956年、鳥取県生まれ。
 早稲田大学法学部卒業後、読売テレビ放送入社。
 アナウンサー、キャスター、プロデューサー、情報番組部長等を歴任。
 現在日本テレビ系全国ネット「ウェークアップ!ぷらす」キャスター。
 読売テレビ解説委員長、芦屋大学客員教授。

 辛坊正記(しんぼう まさき)
 1949年、大阪府生まれ。
 一橋大学商学部卒業後、住友銀行に入社。
 慶應義塾大学経営管理研究科1年制課程修了(首席総代)。
 コロンビア大学経営大学院修士(MBA、優等卒業(ΒΓΣ会員)。
 ニューヨーク信託会社社長、住友銀行アトランタ支店長、
 住友ファイナンスエイシア社長、国際金融法人部長を歴任。
 (株)日本総合研究所を経て現在、
 (株)日本総研情報サービス代表取締役専務。
 


<その他の著書>
 『あいまいな日本の問題点がスッキリわかる本』
 『誰も書けなかった年金の真実』
 『TVメディアの興亡』


<著者のHomePage等>
 なし

<この本との出会い>
 「たかじんのそこまで言って委員会」を毎週楽しみに見ており、
 その辛坊さんの著書ということで購入しました。


<本の構成>

 はじめに

 第1章 暴論に騙されないための日本経済入門
  1 GDPって何だろう?!
  2 何が成長を決めるのか?
  3 日本経済恐怖劇場
  4 デフレ克服のシナリオはあるのか?
  5 日本の株はなぜ上がらないのか
 第2章 歴史から学ぶ~なぜ日本はこんな国になったのか~
  1 昔、日本はとても元気だった
  2 高度成長後の日本で何が起きたのか
 第3章 日本沈没を食い止めた小泉・竹中改革
  1 小泉改革以前に日本で何が起きていたのか?
  2 データが示す小泉・竹中時代の功績
  3 郵政民営化退行で日本はジリ貧
 第4章 政権交代への失望
 第5章 日本を滅ぼす5つの「悪の呪文」
  悪の呪文1 「経済の豊かさより心の豊かさが大切」
  悪の呪文2 「大企業優遇はやめろ!」
  悪の呪文3 「金持ち優遇はやめろ!」
  悪の呪文4 「外資に日本が乗っ取られる」
  悪の呪文5 「金をばらまけば、景気が良くなる」

 おわりに
 
 ページ数 215ページ
 読書時間 2時間


<以前紹介した著書>
 なし


<関連動画>
 なし


<関連記事>
 なし





<本文からのご紹介>
 


 第5章 日本を滅ぼす5つの「悪の呪文」

 ~日本がこんなことになってしまったのには、メディアの責任もあります。
 ぬくぬくと既得権益のぬるま湯につかりながら、お題目のようにきれいごとを
 並べる政治家、ニュースキャスター、評論家が日本を破滅に導くのです。
 そんな連中が口癖のように語る言葉がいかに間違っているか、ここで総まとめ
 しておきます。これらの「悪の呪文」から解き放たれることこそが、
 日本再生の原点です。

 悪の呪文2 「大企業優遇はやめろ!」

 日本の大企業は、今、生産拠点の多くを海外に移転する動きに拍車をかけています。
 海外の人件費が安いからではありません。海外の多くが日本よりも圧倒的に法人税が
 安く、同じ利益を得た場合、手元に残る金額が、日本国内に工場を置くのと、海外に
 おくのとでは全く変わってくるからです。逆に、外資系の企業がすさまじいスピードで
 日本から引き揚げているのも、同じ理由からです。
 日本全体の「儲け」の大半を生み出しているのは、現在の大企業です。「現在」の
 大企業というのには意味があります。日本企業が次々とニューヨークの有名ビルを
 買いあさっていた時、多くの日本人は「もう、米国製品で買うものはない」と口に
 していました。

 それから20年、今、我々の周りには米国製品があふれています。パソコンの
 マイクロチップ、基本ソフト、iPodにiPhone、ヤフーにグーグル、3D映画、数え上げれば
 きりがありません。いずれも、80年代には存在していなかったか、あるいは存在して
 いても、いわゆるベンチャーの域を出ない企業や製品でした。しかし、今やそのいずれ
 もがアメリカを支える屋台骨に成長しています。大切なのは、こうした未来の大企業を
 育てる意思と制度を社会が持っていることなのです。
 中小企業が中小企業のままではとても日本を支える力にはなりません。多くの中小企業は、
 大企業の利益に支えられているのです。大企業が潤っても、下請けいじめで、中小企業が
 儲からないという話はよく聞きます。これは是正しなくてはいけません。
 しかし、逆に下請けの中小企業が儲かっているけれど、発注元の大企業が儲かっていないと
 いうケースはまず聞きません。当然です。国際的に利益を生み出す親が儲からなくては、
 子だけが儲かるという構図は、一般の経済社会ではあり得ないのです。

 子会社にどう利益を分配する方法を作るかは確かに政治の責任ですが、それ以前に、
 大企業がいかに儲かって、従業員や、傘下企業に利益を分配できる体制を作るかがこそが、
 真っ先に求められるのです。大企業をいじめて、日本全体が良くなることは絶対にあり
 ません。むしろ大企業優遇こそが、日本を救う方法だということに目覚めてください。

 日本企業が、他国に比べて明らかに負担の多い状況下に置かれ、それが原因で、次々外国
 企業に負け始めているという現実は、日本の将来にとって絶望的です。日本の法人税率が
 現状のまま続けば、間違いなく、金の卵を産む最大の鶏である大企業は雪崩を打って海外に
 逃げ出してゆきます。結果として、利益を受けるのは、それら企業が進出してゆく外国で
 あり、被害を蒙るのは日本国民なのです。



 『日本経済の真実』P199~P201より




 この本とても考えさせる内容の本ですね。本の帯には、この本を読んだら、夜も
 眠れないと書かれていますが、そこまででは無いにしろ…それなりに考えさせられます。
 本文からは、日本を滅ぼす悪の呪文の章から、「大企業優遇はやめろ!」を取り上げて
 みました。たしかに、テレビ等に登場する、政治家や評論家で、このような論評を
 語っている姿は良く目にします。それに賛同する視聴者も多々いると思います。
 法人税減税といえば、すぐに「大企業優遇だ!」と反対する姿を皆さんも目にしたこと
 あるのではないでしょうか?それを悪の呪文だと、辛坊さんは解説しています。
 私自身も、大企業を優遇せよ!という気持ちでいた訳ではありませんが、確かによく
 考えてみると、法人税を無駄に使うのであれば、企業の内部留保として蓄積し、
 その一部でも先行投資に傾けることが出来るのなら、まだまだ日本の未来は明るいの
 ではないでしょうか? ふと振り返ると、マイクロチップはインテルの独壇場、
 基本OSはマイクロソフトの独壇場、iPodとiPhoneはAppleが主導権を握り始めていて、
 ネット検索はGoogleとYahoo…、少し前は、携帯音楽プレイヤーはSONYが独壇場だった
 はずです。Appleは携帯デジタルプレイヤー市場に、SONYが参戦して来ていないのを
 見計らって、その市場にいち早く参戦したからこそ、主導権を握ることが出来たのです。
 その原因が法人税が高いからと理由付けは全く出来ませんが、少なくとも、現在の企業は
 食べていくのが必死で、コスト削減にばかり目が行っているのではないでしょうか?
 先行投資には国が補助金をつけますと言いますが、元々は企業から吸い上げた税金を
 何の知識もない政治家がばら撒いたところで、未来の技術が生まれるはずはありません。
 それなら、先行投資費用に関しては非課税にすれば、法人税すべてを先行投資に向け
 しかも、民間企業は馬鹿ではないので、より芽が出る開発に費用を投資するのでは
 ないでしょうか。似たような制度で研究開発促進税制がありましたが、まだ継続されて
 いるのでしょうか?また、大企業優遇と言うより、法人税を払っている企業と認識した
 方が良いのではないかと思っております。世の中には悪い知恵を使い、儲かっているのに
 法人税を払わない企業がきっと多数存在するのです。その中でも真面目に法人税を
 払っている企業から多く搾取したところで、将来が良くなるはずがありません。
 いっそのこと法人税を払っている企業への何か優遇策が必要なのではないでしょうか。
 と、いろいろ書いて来ましたが、そんな感じで何か書きたくなる、そんな良書です。
 みなさまも一読し、そしてその思いをブログ等に書き込んでみませんか?
 GDPとGNPに関する詳しい解説と、小泉竹中改革に関するデータによる振り返りは必見です!





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『フリー』 ~クリス・アンダーソン~ [「会計・経済」]

フリー<無料>からお金を生みだす新戦略

 「本書は間違いなく、2010年代を 生き抜くのに欠かせない一冊だ」
        ~小飼 弾氏~


ニューヨーク・タイムズ・ベストセラー 世界25カ国で刊行!


フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

フリー~〈無料〉からお金を生みだす新戦略

  • 作者: クリス・アンダーソン
  • 出版社/メーカー: 日本放送出版協会
  • 発売日: 2009/11/21
  • メディア: ハードカバー



<著者のご紹介>
 クリス・アンダーソン(Chris Anderson)
 『ワイアード』誌編集長。
 「ロングテール」という言葉を2004年に同志上ではじめて世に知らしめ、
 2006年に刊行した同名の著書『ロングテール――「売れない商品」を宝の山に変える新戦略』は
 世界的ベストセラーとなる。
 2007年には米『タイム』誌の「世界で最も影響力のある100人」に選ばれている。
 ジョージワシントン大学で物理学の学位を取得、量子力学と科学ジャーナリズムを
 カリフォルニア大学バークレー校で学ぶ。
 ロス・アラモス研究所の調査員を務めたあと、世界的科学雑誌である『ネイチャー』誌と
 『サイエンス』誌に6年間勤務。
 その後、英『エコノミスト』誌の編集者としてロンドン、香港、ニューヨークで7年間テクノロジーから
 ビジネスまで幅広い記事を扱い、また1994年には同誌のインターネット版を立ち上げる。
 2001年から現職。以来同誌を全米雑誌賞のノミネートに9度導き、2005年、07年、09年に
 最優秀賞(General Excellence)を獲得している。現在カリフォルニア州バークレーに妻と5人の
 子どもと暮らす。著者ブログ(www.thelongtail.com)



<この本との出会い>
 新刊ラジオPodcustingの第997回でご紹介されておりました。 → 第997回へ 

<本の構成>
 プロローグ
 第1章  フリーの誕生
 第2章  「フリー」入門
   -非常に誤解されている言葉の早わかり講座-
 第3章  フリーの歴史
   -ゼロ、ランチ、資本主義
 第4章  フリーの心理学
   -気分はいいけど、よすぎないか?
 第5章  安すぎて気にならない
   -ウェブの教訓=毎年価格が半分になるものは、かならず無料になる
 第6章  「情報はフリーになりたがる」
   -デジタル時代を定義づけた言葉の歴史
 第7章  フリーと競争する
   -その方法を学ぶのにマイクロソフトは数十年かかったのに、ヤフーは数カ月ですんだ
 第8章 非収益化
   -グーグルと21世紀型経済モデルの誕生
 第9章  新しいメディアのビジネスモデル
   -無料メディア自体は新しくない。そのモデルがオンライン上のあらゆるものへと
    拡大していることが新しいのだ
 第10章 無料経済はどのくらいの規模なのか?
   -小さなものではない
 第11章 ゼロの経済学
   -1世紀前に一蹴された理論がデジタル経済の法則になったわけ
 第12章 非貨幣経済
   -金銭が支配しない場所では、何が支配するのか
 第13章 (ときには)ムダでもいい
   -潤沢さの持つ可能性をとことんまで追求するためには、コントロールしないことだ
 第14章 フリーワールド
   -中国とブラジルは、フリーの最先端を進んでいる。そこから何が学べるだろうか?
 第15章 潤沢さを想像する
   -SFや宗教から、<ポスト希少>社会を考える
 第16章 「お金を払わなければ 価値のあるものは手に入らない」
   -その他、フリーに対する疑念あれこれ
 結び -経済危機とフリー

 コラム一覧
 ・どうして航空料金がタダになるのか?
 ・どうしてDVRがタダになるのか?
 ・どうして車がタダになるのか?
 ・どうして医療ソフトがタダになるのか?
 ・どうして株式売買手数料がタダになるのか?
 ・どうして電話番号案内がタダになるのか?
 ・どうして講演会をオンラインでタダに配信しても、高額なチケットが売れるのか?
 ・どうして銀食器がタダになるのか?
 ・どうして音楽CDがタダになるのか?
 ・どうして教科書がタダになるのか?
 ・どうしてタダの自転車貸し出しが成功したのか?
 ・どうして大学の授業がタダになるのか?
 ・どうして数百万点の中古品をタダで提供できるのか?

  ページ数 350ページ     読書時間 6時間


<本文からのご紹介>
 
 プロローグ

 伝説のコメディーユニット、モンティ・パイソンのオリジナルメンバーでいまだ健在の面々は、
 自分たちのビデオがデジタル世界で大々的に著作権侵害に遭っていることに圧倒されていたが、
 2008年11月にユーチューブに登場して、反撃ののろしをあげた。

   この3年のあいだ、君たちユーチューブのユーザは、われわれ作品を盗んでは何万本もの
   映像をユーチューブに投稿してきた。だが、今からは立場は逆転する。われわれが主導権を
   にぎるときが来たのだ。
   われわれは君たちが誰でどこに住んでいるか知っている。口にするのも恐ろしい方法で
   君たちを追跡することもできる。だが、われわれはとんでもなくいい人間なので、もっといい
   仕返しの方法を思いついた。それは、われわれ自身がユーチューブ上にモンティ・パイソンの
   チャンネルを立ち上げることだ。
   もはや君たちが投稿してきた質の悪い映像は用なしだ。われわれが本物を届ける。そう、
   金庫室から持ちだした高画質の映像だ。さらに、人気の高い過去の映像だけでなく、新たに
   高画質にした映像も公開しよう。さらにさらに、それらはまったくの無料だ。どうだ!
   しかし、われわれは見返りを要求する。
   君たちの無意味でくだらないコメントはいらない。その代りに、リンクページからわれわれの
   映画やテレビ作品を買って欲しい。そうすることで、この3年間、盗まれつづけてきたわれわれの
   苦痛や嫌悪感をやわらげてほしいのだ。

 3ヶ月後に、この無鉄砲な無料映像配信の試みはどんな結果となっただろうか。モンティ・パイソンの
 DVDはアマゾンの映画とテレビ番組のベストセラーリストで2位まで上がり、売上は230倍になった。
 どうだ!
 無料にした効果はあった。それも見事なほどに。噂は口コミで広まり、200万人以上がユーチューブに
 公開されたモンティ・パイソンの映像を見て、親は子どもたちに『ブラック・ナイト』や『デッド・パロット』の
 コントをおもしろいよとすすめた。視聴者は、自分たちがモンティ・パイソンをとても好きだったことを
 思い出し、もっと見たいとDVDを注文した。新たな映像やマッシュアップやリミックス版の人気が出て
 新しい世代は「キラー・ラビット」が何を意味するのかを知った。そして、これに関してモンティ・パイソン
 側の費用は基本的に発生していない。というのも通信帯域幅や記憶容量にかかるコストはいつも
 どおりユーチューブが負担しているからだ。
 驚くべきは、オンラインではこれがよくある事例だということだ。似た話が無数にあり、かなり多くの
 ものが無料で提供されている。それは、ほかのものを売りたいがためであり、さらには、まったく
 商売気がないことすらよくある。





 こんな感じで書き始められる、この本『フリー』は久々に衝撃を受けた素晴らしい本です。
 フリーなんて言っても、所詮は広告収入で補うので、誰かが払っているだけで、この世に無料なんて
 ありえないよね~なんて考えて来た人たちには是非とも読んで欲しい一冊です。
 私もそんな考えを持っていた一人ですが、この本を読み終えてから考え方ががらりと変わりました。
 本文からはプロローグをご紹介しましたが、これはまさに軽い書き始めに過ぎません。
 その後、フリーの歴史としてジレッドがひげそりの柄の部分を無料で配布し、刃を有料にして事や、
 ゼリーが発明されたが全く売れなく、ゼリーのレシピ本を無料で配布したところ売上が伸びた話が
 説明されており、その後、数々のフリーの取り組みがとても丁寧に解説されております。
 中でも、YahooメールとG-mailの対決の裏話や、マイクロソフトの中国違法コピー対策なんかは
 思わず声をあげてしまうほど、引き込まれる内容です。
 その他にも、コラムとして航空券がなぜタダになるかとか、医療ソフトはなぜタダになるのかなどは、
 1枚~2枚のコラムとして掲載されているのですが、とてもビジネスチャンスにつながる事例ばかりで
 是非ともしっておいて欲しい内容ですね。
 コンピュータ業界の人のみでなく、ありとあらゆるもにフリーは存在していて、物理的なものは
 限りなく0円に近付いていき、情報は最終的にはフリーとなるというのが、著者の仮説です。
 たしかに、一昔前では考えられなかった900円ジーンズや、え~これも100円なのと思われるものが
 100円ショップで売られたりしています。ネットゲームも一部の有料会員以外は無料で楽しめることが
 出来てます。これもわずか数パーセントの有料会員が存在すれば、成り立つ仕組みで構成されて
 いるそうです。巻末付録にはフリーを利用した50のビジネスモデルとして、とても参考になる事例が
 まとめて掲載されております。これまたとてもためになる内容です。
 小飼弾さんの言う通り、2010年代を生き抜くのに欠かせない一冊ですね。
 是非とも是非とも(大切なことなので2度書きます)ご一読ください。





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『会計天国』 ~竹内謙礼・青木寿幸~ [「会計・経済」]

突然の事故死。 北条は追い詰められた5人を救い、現世に戻ってこられるか?
会計ノウハウが導くのは天国か?地獄か?
決算書&会計とは何か? がわかる、笑いと涙の物語。


会計天国

会計天国

  • 作者: 竹内 謙礼 青木 寿幸
  • 出版社/メーカー: PHP研究所
  • 発売日: 2009/04/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



<著者のご紹介>

 竹内謙礼(たけうち けんれい)
 有限会社いろは 代表取締役。大企業、中小企業を問わず、販促戦略立案、新規事業、
 起業アドバイスを行う経営コンサルタント。楽天市場に出店したネットショップはオープン3年目で
 年商1億円を達成。2年連続で楽天市場のショップ・オブ・ザ・イヤー「ベスト店長賞」を受賞。
 また、オークション&ショッピングサイト「ビッダーズ」において準グランプリを受賞。
 現在は起業家育成事業の「ドリームゲート・カレッジ」において講師をする傍ら、全国の商工会議所や
 企業等でセミナー活動、及び日経MJ等の新聞や雑誌にて連載・執筆を行う。
 また、「タケウチ商売繁盛研究会」の主宰として、多くの経営者や起業家に対して低料金の
 会員制コンサルティング事業を積極的に行っている。
 青木氏との共著として「会社の売り方、買い方、上場の仕方教えます」、著書に「売上がドカンと
 あがるキャッチコピーの作り方」など多数。


会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます! (アスカビジネス)

会社の売り方、買い方、上場の仕方、教えます! (アスカビジネス)

  • 作者: 竹内 謙礼
  • 出版社/メーカー: 明日香出版社(発行:クロスメディア・パブリッシング)
  • 発売日: 2008/02/12
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)




売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方

売り上げがドカンとあがるキャッチコピーの作り方

  • 作者: 竹内 謙礼
  • 出版社/メーカー: 日本経済新聞社
  • 発売日: 2005/08
  • メディア: 単行本



 青木寿幸(あおき としゆき)
 公認会計士・税理士・行政書士。
 日本中央税理士法人 代表社員/株式会社日本中央会計事務所 代表取締役。
 大学在学中に公認会計士二次試験に合格。卒業後、アーサー・アンダーセン会計事務所に
 おいて、銀行や大手製造業に対して最新の管理会計を導入し、業績改善や組織改革の
 提案を行う。その後、モルガン・スタンレー証券会社、本郷会計事務所において、M&Aの
 アドバイザリー業務、不動産・債権の流動化業務、節税対策の提案を行う。
 平成14年1月に独立し、株式会社日本中央会計事務所と日本中央税理士法人を設立して
 代表となり、現在に至る。会計・税金をベースとして、会社の再生、組織再編、株式公開の支援、
 IR戦略の立案、ファンドの組成、事業承継対策などのコンサルティングを中心に活動。
 テレビ埼玉の「埼玉経済情報」にレギュラーコメンテーターとして出演していた。
 著書に「ありふれたビジネスで儲ける」など多数。


ありふれたビジネスで儲ける―経営を劇的に変える管理会計 (アスカビジネス)

ありふれたビジネスで儲ける―経営を劇的に変える管理会計 (アスカビジネス)

  • 作者: 青木 寿幸
  • 出版社/メーカー: クロスメディアパブリッシング
  • 発売日: 2006/01
  • メディア: 単行本



かわいい決算書―会社を育てる100の提案 (アスカビジネス)

かわいい決算書―会社を育てる100の提案 (アスカビジネス)

  • 作者: 青木 寿幸
  • 出版社/メーカー: 明日香出版社
  • 発売日: 2004/12
  • メディア: 単行本



<この本との出会い>

 新刊JPのPodCastでご紹介されてました。 
 とても面白い紹介でしたの即購入し読破しました^^





<本文からご紹介>
 
 「1週間後に、お亡くなりになります」

 「北条さん、北条さん」
 男性の声とともに体がゆすられて、ソファで寝ていた北条は目を覚ました。
 「やっと起きてくれましたね」
 北条が声の主の方に振り向くと、そこには真っ黒なスーツを着た若い男が立っていた。髪は
 オールバック、細い切れ長の目で、じっと北条のことを見下ろしていた。
 「ここは?」
 「病院です。北条さん、首都高速でクルマの事故を起こして、死んでしまったんですよ」
 「あ・・・あぁつ!」
 北条は事故を起こしたことを思い出して、体のあちこちをバタバタと触り始めた。しかし、どこにも
 怪我をした様子もなく、着ているスーツに血もついていない。
 「今、北条さんの体は、目の前の手術室で、緊急オペが行われているんです」
 「へ?だって、今、俺の体はここにあるじゃないか!」
 「今は幽体離脱をしているんです。実際、見てもらった方が話は早いですね」
 男はそう言うと、北条の手を引っ張り、目の前の「手術室」と書かれた扉を開けた。
 「おいおい、勝手に入っちゃ・・・」
 北条がそう言いかけた瞬間、目の前に広がる光景に、思わず手で口を押さえた。
 目の前で、白衣を着た男性に囲まれて手術を受けているのは、明らかに北条自身の身体であった。
 脳、胸、腰、足のいたるところから、ドクドクと血が流れている。
 「外傷もひどいですが、それよりも脳の損傷が激しく、それが致命傷だったみたいですね」
 若い男は、北条の横に立って、場違いな笑顔で言った。
 「致命傷って・・・俺は、死ぬのか?」
 「ええ、今すぐではありませんが、しばらく脳死状態が続いて、1週間後にはお亡くなりになります。」
 「『お亡くなりになります』って・・・なんで、あんたにそんなことが分かるんだよ!」
 そう言うと、男はポケットから名刺を出して、丁寧に両手で北条に差し出した。
 「申し遅れました、私、天国からやって来ました天使の『K』と申します」
 その男は、腰をキッチリ90度まで折りたたんで、深々とお辞儀をして挨拶をしてきた。
 「ちょ、ちょっと待ってくれ!天使って・・・もっと、こう頭が金髪でクルクルしていて、背中に羽根の
 生えた可愛らしい子どものようなイメージがあるんだが」
 「『フランダースの犬』の最終回に出てくるような奴ですよね。あれは人間界が勝手に作りだした
 イメージですよ。だって人の背中に羽根が生えている時点で変じゃないですか?」
 「まぁ・・確かに」
 Kと名乗るその男は、北条のその返答を無視するように、カバンの中からごそごそと赤くて大きな
 ファイルを取り出して話始めた。 ・・・(後略)・・・ 





 いやいやこんなに面白い会計の本があるんですね~。新刊JPでも是非ドラマ化と熱望していましたが、
 私もまさしくそう思います。これドラマ化するとめちゃめちゃ面白いと思います。
 「夢をかなえる像」も本はもちろん面白かったですが、ドラマ化でガネーシャ役の古田さんがまさに
 ピッタリとはまり、最高に面白いドラマになってましたよね~。きっとこの本もドラマ化すると、めちゃくちゃ
 面白いドラマになることでしょうね。さて、本の内容ですが、主人公の北条さんはカリスマの
 経営コンサルタントです。娘の結婚式の衣装合わせに向っていたところ首都高で事故を起こします。
 そして病院に運び込まれ、そこで天使のKに1週間後にお亡くなりになると告げられるのです。
 その後、天国の顧客満足向上対策のくじを引き、5人の不幸な人々を幸せに出来れば現世に蘇る
 権利を取得出来ると言われます。さて北条さんはその5人の不幸な人々を幸せにすることが出来るの
 でしょうか?っていう感じです。その5人の不幸な人々もとても個性的で、元アイドルが経営する
 アパレル系のお店。おたくが経営するフィギアのお店。お弁当屋を買収したが粉飾決算に悩まされる
 会計担当者。部内で対立する課をまとめる部長への部内決算書の重要性の説明。娘婿へ多角化の
 方針とその組織改革。とまあとても多種多様な面々です。それらの登場人物もこれまた個性的なので
 とても楽しく読み進むことができます。難しい経済用語も出てきますが、北条さんがアドバイスできる
 時間が1時間と設定されているので、そんな長くは経営用語だけで構成されている箇所はありません。
 ここも素敵な設定だと思います。これから経営者になる方ももちろんですが、会社に勤める中間管理職の
 人にも是非とも読んで欲しい一冊です。





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